スポーツは苦手で自信がなくても、心から滑れるようになりたい！
必ず滑れるようになるポイント！
スノーボードを初めてされる方に、お伝えしたい３つのポイントです。
１、バランスをとる
２、スピードに慣れる
３、止まり方をおぼえる
この動作が出来ると、恐怖心が減り、安心感が増して、必ず滑れるようになります。
バランスがとりやすい … 両腕を広げる
スピードに慣れていく … 進む方へ目線をむける
ブレーキの動作 … 腰を落として体重をかける
３つのポイントをめざす合言葉！
「ぶらんぶらんと、腕を振りながら、胸の前で両手を広げる…」
「顔をあげて、遠くをみながら、進む方へ目線を向ける…」
「ふーっと、息を吐きながら、腰を下げていく…」
スキーは車、スノーボードはバイク…
スノーボードをスキーと比較して、バランス感覚で例えた表現です。
車がひっくりかえることは滅多にないですが、
バイクは転倒の危険がつきまといます。
安定している車はゆっくりとしたスピードでもふらつかず、
そのまま止まることができますが、
バイクは低速になるとバランスがとりづらく、
自分の足で支えないと「立って止まる」ことはできません。
スノーボードは「低速や停止」するときに「立っていること」が最も苦手なスポーツなんです。
そのため、慣れていないとフラフラして、ちょっとしたことでバランスを崩してしまいます。
まして、平らな道路とは違うゲレンデでは、いっそうに難しさが増します。
スノーボードがバランスのスポーツともいわれる由縁です。
（サーカスの綱渡りや、競馬のジョッキーなど、卓越したバランスが求められるものもありますが…）
滑れるようになるために、バランスのとり方が最も大切です。
バランスのとれる感じがつかめると、スノーボードで滑る様子がわかってきます。
スノーボードはバイクに固定された感じ？
さらに、スノーボードは、バイクに足が固定されているような感じです。
足をペダルからはずして止まるバイクのようにはいきませんから、
どうしても、手をついたり、尻もちをついて、コテンと転んでしまうんです。
ゲレンデでのあちこちで、座りこんでしまうのもそのためです。
しかし、何度か挑戦していくと、
だんだんとバランスの取り方がつかめて
スピードに慣れてくると、どんどん安定感が増してくるんです。
スピードに慣れると安定してきます！
自転車に乗れなかった子供たちが、感じがつかめてくると、
お父さんの手助けや補助輪がなくても、スイスイと乗れるようになります。
やがて、乗りながらペダルをこげるようになると、
スーッと自分で前に進めるようになってきます。
スノーボードは斜面を滑るスポーツですから、
自転車が坂を下るように、乗っているだけでいいんです。！
自転車のようにペダルをこぐ必要はありませんから、
慣れてくると、自転車よりもずっと楽に進むことができます。
実は、体力のいらない、身体に優しいスポーツでもあるんです。
はじめての挑戦は緊張しますよね。
緊張で身体に力が入って、よけいにバランスがとりづらくなってしまいます。
「肩の力を抜いてっ！」とよく聞きますが、
「どうすれば抜けるのっ？」て感じで、
なかなか、そんな余裕はありませんよね。
「止まれない！」から、「ぶつかっちゃう！」と思うから、怖いんです！
怖いから、余計に力が入っちゃんですね。
止まり方がわかれば、恐怖心はグーンと無くなっていきます。
「ふーっと、息を吐きながら、腰を下げていく」
理屈でいいますと、腰を下げることで重心が低くなり、バランスを保ちやすくなります。
さらに、体重が足元方向へ移動することで、慣性でボードへ力が伝わり、
その動作の働きかけで雪面に力が加わり、ブレーキとなるんです。
最初にやりやすいのは、踵側のブレーキになります。
このコツは、「ボードの踵側へまっすぐ体重を効かせる」ように、
足を曲げながら低くなることです。
両手を広げて、遠くに目線を向けて、しゃがみます
「ジワーっとボードに力をかけていく」
お尻だけ下げると尻もちをつきやすいので、
ボードの真上に体重を効かせるように、しゃがんでいくことが大切です。
でも、レッスンでは、あえて、つま先側のブレーキから挑戦してもらうんですが…
ボードを立てることでも、ブレーキにつながりますが、足がつっぱりやすく、お腹ばかりを曲げた姿勢になりやすいので、お薦めできません。
最も危険なのは、高い姿勢のまま、急ブレーキが効いた時です。
別名「逆エッジ」といい、頭からバターンと転ぶことになってしまいます。
低くなりながら止まることは、逆エッジ転倒を防ぐことにもなります。
「こうすれば、止まれるんだ！」が、わかれば、どんどん怖さは減ってきて、
必ず、滑れるようになってきます。
止まり方を習得することが、スノーボード上達の第一歩です。
ブレーキがあれば、スピードを出しても平気です。
一気に自信が湧いてきます！
そして、ハンドルと、補助輪を用意していくのが、次のレッスンです。
楽しい！スノーボードデビューになりますよ。
